浮世は一分五厘の値打ち
ルピシアの深蒸し煎茶浮世一分五厘です。
浮世一分五厘は「うきよいっぷんごりん」と読みます。
元は、近松の浄瑠璃 源氏冷泉節 の言葉のようです。
(「一分五厘」は銀貨の値段) この世のことは、それほど値打ちのあるものではないの意。世の中を軽くみていう語。一説に「一分五厘」は一人一日の米代という。
出典:コトバンク
一分五厘は江戸時代の貨幣単位で、これだけあれば米が5合買えた金額です。
米が5合あれば、一日暮らせるということから、この言葉ができました。
考えてみれば、米を5合を一日とは結構な量ですよね。
それぐらいの感覚が江戸時代にはあったということですね。
さて、浮世は世の中の意味ですから、浮世一分五厘は「この世はささいなもの」という意味です。
これを日本茶の名前につけるのですから、ルピシアのセンスはたいしたものだと思います。
そのような感覚でお茶を飲みましょうということですよね。
シンプルな香ばしいお茶です。
しかしそのバランスが絶妙です。
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