こんにちは、滑石(なめいし)です。
敬語の話をしていたら、「いらっしゃる」の話になりました。
「いらっしゃる」は使いでのある敬語です。
「居る」「行く」「来る」 の尊敬語として使われています。
使い慣れない人は、どれの尊敬語なのか迷うこともあります。
「居る」の尊敬語が「いらっしゃる」なので、「行く」の尊敬語は「行かれる」というのはまだしも、「向かわれる」とか思っちゃう人も出てきます。
「行く」と「向かう」は違う言葉ですよね。
「いらっしゃる」はいろいろ使えるのです。
敬語にする場合は漢字標記をどうするかも迷います。
「ご覧になる」や「拝見する」「召し上がる」「申す」は漢字のほうが感じがいいです。
「参る」「伺う」「致す」を使用する時は動作を表すので漢字表記でもいいのでしょうが「まいる」「うかがう」「いたす」でもいいような気がします。
「仰る」「頂く」は漢字だとよくない感じがします。
「おっしゃる」「いただく」が、雰囲気が出ます。
食事の前に「頂きます」よりは「いただきます」のほうが、しっくりきます。
さて問題は「いらっしゃる」です。
「いらっしゃる」を漢字表記すると「居る」の尊敬語なので「居らっしゃる」と思いきや、これは誤りだそうで「入らっしゃる」なのだそうです。
明鏡国語辞典に誤りと書いてありました。
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そう言われても、「居る」の尊敬語だったら「居らっしゃる」じゃないの?って、考えるのは自然です。
ですが、それは誤りなので漢字を使わないのがいいのですよね。