秋の晴天、気象用語では快晴
秋空は美しい雲を見ることもできますが、雲ひとつない晴天も見ることができます。
快晴というのは気象用語ですね。
空における雲の割合で、晴れと晴天を区別します。
気象用語で表現すると雲量ですね。
雲量は国際気象通報式と日本式天気記号とがあり、日本では日本式が採用されています。
いわゆるガラケー状態で国際的には通じない、あるいは変換が必要という面倒くさい状態です。
国際的には雲が全くない状態が0、全天が雲の状態が8です。
雲が空を覆うのが、半分だったら4、その又半分だったら2というように感覚的にわかりやすい単位系で、この単位のことをオクタといいます。
オクタは8のことですね。
日本式は割合で、空を覆う雲の割合が0割から10割で分けます。
快晴が0,1
晴れが2から8
曇りが9,10
空の8割を雲が覆っていても、曇ではなく晴れです。
ということは、秋の空の晴れはかなり雲があっても成立します。
秋晴れとは意味合いが異なるようです。
風と雲のことば辞典 (講談社学術文庫)